bioRe COTTON India/Tanzania [世界最大規模のソーシャルプロジェクトから生まれる先進のオーガニックコットン]

「bioRe(ビオリ) COTTON」とは、インドとタンザニアで展開されている「bioRe PROJECT」から生まれるオーガニックコットンです。
bioRe PROJECTは世界で最も大規模かつ、先進的なプロジェクトのひとつとして知られ、数々の国際的な賞を受賞しています。
私たちはこのプロジェクトの一員として、2001年より日本にbioRe COTTONをご紹介しています。

bioRe PROJECT

bioRe PROJECT

bioRe(ビオリ)プロジェクトはスイスのREMEI社が中心となり、1991年からインド、1994年からタンザニアで始められました。

このプロジェクトの特徴は、単にオーガニックコットンを買い取るだけではなく、この地域で暮らす人々が自立していくための様々な仕組みを構築している点です。

現在では、インドで3,233人、タンザニアで1,644人の契約農家を抱え、
世界で最も大規模かつ、先進的なプロジェクトとして知られています。
この功績が認められ、2002年には南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルグで開かれた第2回世界環境サミットにて、
国連から「持続可能な開発パートナーシップ賞」を受賞しました。

bioRe製品の5つの原則

オーガニックコットンの栽培から最終製品に至るまでのすべての工程において、環境に負荷を与えず、
社会的に公正なモノづくりを行っています。
それらの工程は、独立した第三者認証機関による厳しい検査を受け認証されています。

有機農法/Organic : 農薬や化学肥料を使用しない有機農法と輪作により、健全な土壌が保たれます
公正/Fairness : 綿農家やテキスタイル工場で働く人たちのために、適切な労働環境を提供しています
環境/Ecology : 自然環境に配慮し、有害な化学物質を使用しません
透明性/Transparency : すべての製造工程で厳重なトレーサビリティーの管理を行っています
革新/Innovation : CO2の削減やオフセットなど、長期的視野をもって環境に配慮した資源の活用を目指しています

bioRe Foundation / bioRe基金

プロジェクトをスムースに進めるため「bioRe基金」が設立されました。
基金はREMEI社及びその理念に賛同する法人、個人からの寄付金によって運営されています。
この基金を通して生産者と彼らの暮らす地域に様々な支援を行っています。

① 有機農業のサポート / Organic farming
② 子どもの教育支援 / Education
③ 生産者や地域の人々の健康のためのインフラ整備 / Infrastructure in health and nutrition
④ 就農のための資金援助 / Infrastructure in agriculture
⑤ 生産者の自立支援 / Organizational development and capital creation

有機農業のサポート / Organic farming

農薬と化学肥料を使った慣行農業から有機農業に転換するには、正しい知識と技術の習得が不可欠です。
そのため、設備の整ったトレーニングセンターを建設し、そこで有機農法やバイオダイナミック農法(*)のトレーニングを行っています。

センターから離れた村では、野外学校(FFS)を開き、トレーニングマネージャーと各地域担当マネージャーが中心となって、
有機農法と、年間を通して行う仕事を具体的に教えています。

*バイオダイナミック農法;オーストリアの学者ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が提唱した有機農法で、農業が天地の動きと密接な関係があることを説いた。

子どもの教育支援 / Education

生産者が暮らす村々には学校がないところも多く、子どもたちは遠くまで通わなければなりません。
また、基礎的な教育を受けてないため、通学し始めても授業についていけない子どもがたくさんいます。
そういった現実をふまえ、初等教育を施すためのAnimation Schoolを建設しています。

毎年2〜3校を建設予定で、現在は18の学校があります(2014年現在)。
そこで学んだ子どもたちは、文字や計算を覚え、両親に教えるケースも出てきています。
2014年には中等教育用の新しいキャンパスもスイスコープの寄付によって開校されました。

生産者や地域の人々の健康のためのインフラ整備 / Infrastructure

■移動ドクターカーの巡回、専門医によるヘルスキャンプの開催
インドでは医療施設のない村がたくさんあり、適切な医療サポートを受けることが困難でした。
そこで、「移動ドクターカー」が2006年12月に寄付されました。

車内には内科医が乗り、各地を回って問診、レントゲン、心電図、病理検査などを行っています。
「bioRe基金」が提供する薬は市場より5割も安く、すでに年間1万人を超える患者が「移動ドクターカー」を利用しています。

また病人が適切な治療を受けられるように、評価の高い病院から専門医を乗せて地域を訪問する「ヘルスキャンプ」というアクションも実行しています。


■井戸の建設(タンザニア)
タンザニアでは乾季になると川が干上がり、清潔な水を手に入れることが困難になる地域が多いため、
各地域に井戸を建設するための支援が行われています。

bioRe基金からは建設費用とノウハウが提供され、建設自体は地域の人々の手によって行われます。
2007年末からスタートしたプロジェクトでは、77の井戸ができ、24,000人が利用、また学校には雨水用タンクを26基設置しました。

井戸ができたことにより、それまで何時間もかけて水くみに出かけていた時間と労力が大幅に削減され、地域の人々の生活を潤しています。

就農のための資金援助 / Infrastructure in agriculture

■3年間無利子の資金貸付
綿花栽培にはさまざまな道具や設備などが必要です。
それらを準備するには、これまで高利のお金を借りるしかありませんでした。

そこで、有機農業への転換がスムースにいくように、契約農家に対して3年間無利子の資金貸付を行うようにしました。
返済には生産したコットンを充てることもできます。

■バイオガスプラント設置の促進など
bioReでは、家畜の糞を燃料に利用するバイオガスプラントを各家庭に作るように勧めており、その設置費用も無利子で貸付ています。

バイオガスプラントは簡単に作ることができ、維持費も掛からず家畜の糞の再利用にも役立ちます。
すすが出ないことから健康を害することもなく、調理にも使えるので薪を集める時間も省けます。
結果的に、木材の伐採も防ぐことができCO2の削減にもつながります。

こういった活動以外にも、個人あるいはコミュニティのプロジェクトもサポートします。
正式な承認を得ていないような場合でも、すばらしい内容であれば支援し、地域に還元しています。

生産者の自立支援 / Organizational development and capital creation

■女性の労働機会や社会参加を促進
女性が労働の機会や社会参加を増やしていくために、手紡ぎや手織り、
手刺繍などの手工芸で収入を得られるように支援しています。
具体的には、女性グループに布の織り方、縫い方を指導したり、出来上がった製品を買い上げたりしています。

■小規模なコミュニティに対する多方面からのサポート
小規模農家にも参加しやすい有機農法コミュニティを作り、お互いに知識や技術を教えあい、
資金と情報が地域に蓄積される手助けをしています。
地域の人たちの能力を開発し、仕事の機会を数多く提供することで持続可能な社会を目指しています。

bioRe meets PANOCO

bioRe meets PANOCO

私たちは、社会貢献活動の一環として、
2007年度より「bioRe(ビオリ)プロジェクト」に参加しています。

このプロジェクトは、スイスのREMEI AG(リーメイ社)が持続可能なオーガニック・コットン生産のために始めたもので、その内容はオーガニック農法のトレーニングに始まり、子供たちへの教育、医療や水源のインフラ整備、就農への資金援助、女性の自立支援など、多方面にわたっています。

私たちはこれらのプロジェクトの中から、 インドの子供たちへの教育プロジェクト(Animation Schoolの建設・運営)、
タンザニアにおける水源整備事業(井戸の掘削、修理)への参加を決定し、資金提供を行っています。

インドKalakhet村のAnimation Schoolのサポート

建物の建設も含め、5年間この学校の運営をサポートしました。今年は6年目に入りますが、引きつづき続けていきます。
この村はJulwaniya extensionセンター下の衛星プロジェクトに入ります。

■場所、背景
ここはBarwani地区の非常に辺鄙にある部落です。このAnimation Schoolは2007年8月に始まりました。
公立の学校が近くにあるのですが、雨期には川が増水して寸断されてしまい、この部落の子どもたちは学校に行けません。
bioReトレーニングセンターからは約60kmの距離です。

■子どもたち
当初18名が登録されていましたが、現在は男女合わせて39名が通っています。
保育園から5年生までのクラスがあります。
授業はbioReの登録農民Mr.Laisinghsの家で行われていましたが、2010年11月にやっと校舎ができました。
先生は始めからMr.Gokul Chauhanに引き受けてもらっていますが、今はMrs.Mamtaさんも合わせお二人です。

■勉強道具
子どもたちには、かばん、本、文房具が渡されました。 またクリケット、フットボール、バレーボールなどのスポーツ用品、
チェス盤、お絵かき道具などもいきわたりました。 bioReの手織り機で制服も作って生徒に渡されました。

■健康診断
年に2回健康診断が行われています。

■最近の状況
待ち望まれていた校舎がやっと完成しました。
落成式は2010年11月26日に、村の人総出のお祭りのような雰囲気のもと、盛大に行われました。

タンザニアMwanyahina村とMwamishali村の井戸をサポート

これまで、タンザニアのMwanyahina村とMwamishali村にあわせて3つの井戸を寄附しました。

Mwanyahina村には474世帯、3,412人が住んでいますが、乾季の水源がありません。
水汲みは主に女性と子供の仕事ですが、何時間もかけて遠くまで水汲みに行かなければならないため、
子供達は学校に行く時間がなくなってしまいます。
子供の将来を心配し、この村では村長をはじめ村人全員が井戸の建設を切望していました。

1基目と2基目の井戸の建設はMwanyahina村で実施され、1基目は76世帯(1世帯8-10人)、2基目は47世帯が利用しています。
3基目の井戸はMwamishali村に完成しました。

尚、工事そのものは住民側も労力を提供する形での共同作業で行われています。
作業はREMEI/bioRe のJustinaさんが中心となって監督し、完成した後のメンテナンスは全て住民側に移管されます。
4基目からはNOCと共同で毎年1基ずつ寄付し、今年は7基目が完成します。

“bioRe COTTON INSIDE” LABEL

“bioRe COTTON INSIDE” LABEL

現地で収穫されたbioRe COTTONは、通常bioReサプライチェーン内で、
糸、生地、そして最終製品となります。
そうして生まれた製品には、「bioRe」ラベルが取り付けられますが、
これまでbioReサプライチェーン以外で生産された製品にはこのラベルをつけることができませんでした。

私たちはbioRe COTTONの糸および、その糸を原料とした生地の製造販売を長年行ってきましたが、REMEI社との話し合いの末、
世界で初めて「bioRe COTTON INSIDE」ラベルの使用を認められました。
今後、bioRe COTTONを原料とする製品には、このラベルを取り付けることができます。

bioRe COTTONの特徴

① インド、タンザニアで収穫された単一綿をそれぞれ使用
② インド綿はとても滑らかで柔らかなタッチ
③ タンザニア綿はややバルキーでふくらみがあります
④ GOTS(Global Organic Textile Standard)/bio.inspecta認証

■取り付け条件
① 原則としてbioRe COTTON を100%使用している製品であること。
※ただし、パノコトレーディングで取り扱っている他のオーガニックコットンとの交編・交織・生地組み合わせについては、
 原料重量比50%未満に限り混用可能。
それ以外の繊維(一般綿は除く)との混用については、原料重量比25%未満に限り可能。
② 日本製の製品であること。
③ 加工基準については特に制限を設けていませんが、極力環境に配慮した加工を推奨。

■取り付け可能な製品の分類
糸、織物、メリヤス生地、フェルト及び不織布、洋服、コート、セーター類、ワイシャツ類、寝巻き類、下着、水泳着、水泳帽、ずきん、
ナイトキャップ、帽子、靴類、
草履類、運動用特殊衣服 など
※衣類以外につきましては商標登録上取り付けできないものもありますので、事前にご相談ください。

ラベルの申請、お問い合わせはこちらまでご連絡ください。