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SOCIAL / 社会貢献活動

タンザニアbioreプロジェクト視察レポート


7月8日

約10時間半のフライトの後、トランジット国のアラブ首長国連邦・ドバイ空港に到着。そこからまた約6時間のフライトを経て、午後3:30にタンザニアの首都・ダルエスサラーム(Dar Es Salaam)に到着しました。
空港へは、2年前に来た時と同じように運転手のアレーさんが出迎えてくれました。

ドバイからのフライトには、中国人が10人ほど乗っていました。ホテルに着くまでに車の中で聞きましたが、ここ数年やはり中国人がものすごい勢いで来ており、住み着いているものまで結構いるとのこと。市内に大きなShopping Centerも作っているという話です。また空港のすぐ横では広大な土地を買収し、ここにホテル、ショッピングセンター、富裕層向けの高級コンドミニアムを建てる予定があるとか。市内には、カジノまで作っているようで、現地の人たちの評価はまちまちのようです。

 

ホテルから見た市内の様子

ホテルにはリーメイ社のサイモンさんが前日から来ていました。また予想外にも、これから行くメアトウ(MEATU)のBioReトレーニングセンター所長・ニランジャンさんも来ており、ラウンジで早速キリマンジャロビールで乾杯。外で飲んだが乾季なので蒸し暑くなく気持ちいい。

サイモンさんの希望で、晩飯はホテルで寿司。ニランジャンさんは娘さんが市内に住んでいるので、夕食は別に。 日本人の観光客か駐在員らしき人たちも結構いました。
タンザニアレポート
  NiranjanさんとSimonさん

7月10日

サイモンさんと朝食後チェックアウト、ニランジャンさんがアレーさんの車でピックアップに来てくれました。
ダルエスサラームからの出発は少し遅れたが、ムワンザ(MWANZA)の空港にはそれほど遅れることなく到着。飛行機には日本人女性が一人いた。30歳台くらいの慣れた感じの人だったので青年協力隊のメンバーなのでは?という感じ。ここからメアトウまで車で約5時間。道路の一部は随分舗装が良くなっていた。

バオバブの木が多い。6時過ぎにBioReトレーニングセンター着。ニランジャンさんの奥さんのプリシラさんと4人のマサイが出迎えてくれました。チキンカレーの夕食。夕食後インドのちょっと変わったゲームをやり、それからサッカーの、ドイツ−ウルグアイ戦を見る。


7月11日

前回植樹したニーム(NEEM)は少しだけだが大きくなっていました。スパニッシュ・オムレツの朝食後、日曜日にも拘わらず、BioReトレーニングセンターのスタッフのJustinaと彼女の姉が来てくれる。

サイモンさん、ニランジャンさん、プリシラさんも加わり、 まず、BioReプロジェクトの一環として設置されたMwamishali村のSmokeless Stoveを見に行きました。

何のことはない、これは日本の昔からあるかまどで、ひとつ作る費用はTsh15,000(約US$10)とのこと。
煙突があればもっと有効かもしれません。 燃料の薪は近所で拾ってきます。
これのない家では薪をそのまま室内で燃やしているため、身体には良くありません。

タンザニアレポート
ムワンザ(MWANZA)までの飛行機
少しだけ大きくなったニームの木
  smokeless stove
次に、Panocoの寄付により昨年完成したMwanyahina村の2基の井戸を見学に行きました。

1基目の浅井戸は、現在76世帯が利用(1世帯8−10人)しています。
村人たちは大変喜んでいて、感謝の歌と踊りを披露してくれました。



bioRe india
感謝の歌と踊り
井戸の前に立つPanocoの野倉社長
2基目の浅井戸。こちらは47世帯が利用。ここにでも結構遠くから汲みに来ないといけないようです。(広い)

その後、日曜Marketへ。前回見ているので、車で周りを通るだけにしました。相変わらず、多くの人が集まっていました。

  2つ目の井戸

夕方には、人造ダムに野生のカバを見に行きました。
前回は見られませんでしたが、今回は父母子の3頭が岸の近くに来ていたのを見ることができました。
近寄ると少し遠くに逃げていく。そこからは動かず、1時間ほど土手に座って
ビールを飲みながら見る。感激。

野生のカバ(頭の先だけしか見えませんが)

7月12日

朝食には、ここで取れた天然の蜂蜜をパンに塗って食べました。
全く精製していない物なのでとてもおいしかった。

Mwamishali村の小学校へ。(600人の生徒) スイスの女性が寄付をした雨水タンク(30トン)を見に行きました。
学校には水は絶対必要だが、この地域では水を使える設備がない学校の方が多い。

このタンクは雨期に雨水をためるためのもの。

  小学校に寄付された雨水タンク

MwanhuziのBibiti(ジニング工場)へ。ジニングとは綿と種を分離する綿製品の最初の工程です。

ここにはジニングを行うローラージンの機械が24台もあって1日30トンの綿を処理できます。

倉庫1 : 500トン  倉庫2 : 500トン  倉庫3(野天) : 300トン
受入能力:10トン車x10台/日 処理能力:160Bale/日=92トン(種付き)

倉庫の設備はジニングの時期前には必ず掃除し、ジニング開始前に床面のはがれた所はコンクリートで塗りなおす。

  倉庫外観
午後、 Mwabagalu村のbioReオフィス、倉庫へ。
まだ少しだが、収穫した綿を持ってくる農家の人々が集まって、楽しげに会話を交わしている。

Paji村のTeacher’s Houseを見学に行く。
教師の住むところがないので、bioReプロジェクトの方で建てたようです。

1棟に3名で住まれるとのこと。先生にはただで貸すらしい。
建設費用はbioReが寄付をしたのか、村に貸したのかは、ちょっと聞きそびれてしまいました。
ちなみに、ここの生徒は約700人ですが、やはり少しずつ増えているようです。
  Mwabagalu村のbioreオフィスへ収穫した綿を持ってくる生産者たち
夜はスイスから2x2+1=5人のグループがbioReプロジェクトの見学にJOIN.
彼らは前日まで、1週間のサファリツアーに行っていたようで、終わってからアルージャ(Arusha)の方から車で来られたようです。
一緒にMwanhuziのMajenta Barへ行き、チキンとビールの夕食。
戸外で涼しいが蚊が結構いて困りました。
先生用の家

 

※パノコは、社会貢献活動の一環として、タンザニアとインドのオーガニックコットン生産者を支援する「bioReプロジェクト」に2007年度より参加しています。
このプロジェクトは、スイスのREMEI AG(リーメイ社)が持続可能なオーガニックコットン生産のために始めたもので、 その内容はオーガニック農法のトレーニングに始まり、子どもたちへの教育、医療や水源のインフラ整備、就農への資金援助、女性の自立支援など、多方面にわたっています。 パノコはこれらのプロジェクトの中から、タンザニアにおける水源整備事業(井戸の掘削、修理)および、インドの子どもたちへの教育プロジェクト(Animation Schoolの建設・運営)に、資金援助を行っています。