"Organic" is not a label - but an attitude
 
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SOCIAL / 社会貢献活動

パノコは、社会貢献活動の一環として、タンザニアとインドのオーガニックコットン生産者を支援する「bioReプロジェクト」に2007年度より参加しています。

このプロジェクトは、スイスのREMEI AG(リーメイ社)が持続可能なオーガニックコットン生産のために始めたもので、
その内容はオーガニック農法のトレーニングに始まり、子どもたちへの教育、医療や水源のインフラ整備、就農への資金援助、女性の自立支援など、
多方面にわたっています。

パノコはこれらのプロジェクトの中から、タンザニアにおける水源整備事業(井戸の掘削、修理)および、
インドの子どもたちへの教育プロジェクト(Animation Schoolの建設・運営)への参加を決定し、資金援助を行っています。

また、茶綿を生産しているペルーにおいても、生産者の生活の支援を行っています。

bioRe india      
bioReプロジェクトの支援で作られたタンザニアの井戸 ンゴボコ(Ng'hoboko)村の新しい井戸の前で記念撮影。(前列向かって右がパノコ社長)

 

TANZANIA / タンザニア

REMEI/bioRe タンザニアプロジェクトは、生産者支援のためのインフラ整備事業の一環として、2007年末から11の村に19の新しい井戸を作り、
15の井戸を修理することを決定し、早速ンゴボコ(Ng’hoboko)村に2つの新しい井戸を作り、1つの井戸の修理を終えました。

パノコはこのプロジェクトに参加し、2009年度末までに、Mwanyahina村に2つの井戸を寄附することを決定しました。
この村には351世帯、3,520人が住んでいますが、乾季の水源がありません。 水汲みは主に女性と子供の仕事ですが、
何時間もかけて遠くまで水汲みに行かなければならないため、子どもたちは学校に行く時間がなくなってしまいます。
子どもの将来を心配し、この村では村長さんをはじめ村人全員が井戸の建設を切望していました。

bioRe india      
乾季の川は干上がっている 井戸がないところでは川に穴を掘り、水を汲む  

2008年に実施された新しい井戸作りは、 工事そのものは住民側も労力を提供する形での共同作業で行われました。
作業はREMEI/bioReがJustinaさんが中心となって監督し、完成した後のメンテナンスは全て住民側に移管されます。

タンザニアでの井戸掘りは、手作業でボーリングを行います。水脈に到達するまで掘り進めます。
出た水は飲用が可能かどうかの水質検査を行い、不適切な場合は他の場所に移り、再度やり直しです。
ボーリング作業を行いながら井戸の深さを決定し、同時にコンクリート壁の製作が始まります。壁は最低でも7日間養生しなければなりません。
炎天下の中、大変な作業が続けられます。

→タンザニア 井戸堀りの様子

そして2009年3月、Mwanyahina村にようやく1つ目の井戸が完成しました。この井戸は76世帯が利用しています。
また二つ目の井戸も相次いで完成しましたが、こちらは47世帯が利用しています。
この井戸のおかげで、水汲みに出かけていた時間と労力が大幅に縮小され、村人たちはとても喜んでいます。

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Mwanyahina村の1つ目の井戸 2つ目の井戸 パノコとNOCの支援で建てられた井戸には、それぞれプレートが設置された

 

INDIA / インド

パノコでは2007年から、村の子どもたちの学校を作るための「bioRe Animation プロジェクト」のサポートをしています。

パノコがサポートを始めたのはインドのKalakhet村のAnimation Schoolです。建物の建設も含め、5年間この学校の運営をサポートします。
この村はJulwaniya extension センター下の衛星プロジェクトに入ります。

●場所、背景
ここはBarwani地区の非常に辺鄙な所にある部落です。このAnimation Schoolは2007年8月に始まりました。
公立の学校が近くにあるのですが、雨期には川が増水して寸断されてしまい、この部落の子どもたちは学校に行けません。
bioReトレーニングセンターからは約60kmの距離です。

●子どもたち
当初18名が登録されていましたが、現在は男女合わせて32名が通っています。保育園、幼稚園、1年生、2年生、3年生のクラスがあります。
授業はbioReの登録農民Mr.Laisinghsの家で行われていましたが、11月にやっとパノコの寄付で校舎ができました。 
先生はMr.Gokul Chauhanに初めから引き受けてもらっています。

●勉強道具
子どもたちにはすでに、かばん、本、文房具が渡されました。
またクリケット、フットボール、バレーボールなどのスポーツ用品、チェス盤、お絵かき道具などもいきわたりました。
bioReの手織り機で制服も作って生徒に渡されました。

●健康診断
年2回行われています。

●最近の状況
待ち望まれていた校舎がやっと完成しました。 落成式は2010年11月26日に、村の人総出のお祭りのような雰囲気のもと、盛大に行われました。
現在の生徒数は増え下記の通りです。
保育園児:4名 幼稚園児:6名 1年生: 5名 2年生: 9名 3年生: 8名合計: 32名

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完成したアニメーションスクールの校舎   教室の黒板の様子   もう一つの教室
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クリケットやスポーツの道具も揃っている   落成式に参加する子供たち   生徒たちに記念品を手渡すPANOCOの野倉社長

 

PERU / ペルー

パノコでは1996年より、ペルーからオーガニックコットンの生成りと茶色の糸(緑は米国から輸入)の輸入を開始しました。
当時はまだ米国での原綿の生産が主流でしたが、調べていくうちに中南米が原産地であることを知り、その時以来茶綿はペルーより輸入を行っています。


この間オーガニックコットンといえば生成り、茶、緑が日本では定着しましたが、欧米では化学染料で染めることにより
飛躍的に世界の生成りオーガニックコットンの生産量が伸びる一方、茶綿と緑が衰退しました。
パノコとしては、なんとか生産を維持したいと考え2007年より農家との契約栽培に参加(SACHAGREEN PJ)することを決めました。


●プロジェクト名
SACHAGREEN PROJECT  *SACHAとは現地ケチャ語で「森」という意味。


●場所
ラマス県シャナオ村(リマからタラポトまで飛行機で約1時間、更に車で約1.5時間 タラポトより35km) 海抜約320m

●気候
内陸部でありながら亜熱帯、年間を通じて26.5度、雨量700-900mm

●人口
約1,800人、一家族約5-6人、8ヘクタール/1家族の土地を所有

●公共施設
小学校、ヘルスセンター

●主な産業
農業(95%)、エコツーリズムなど

●農産物
コットン(アスペロ綿)、コーヒー、カカオ、バナナ、パパイヤ、サチャインチ(地元のナッツ)


bioRe india      

現地のパートナー会社は、スエーデンとペルーの合弁会社で運営されていますが、日本のマーケティングは弊社が受け持っています。
そこで生産者への感謝を何らかの形で表したく彼らが望んでいることを実現したいと現地パートナーと相談の結果以下のプロジェクトが進行中です。

1) 有機農業のトレーニングセンターの建設(スウェーデン側より資金提供)

2) インターネットキャビン(インターネット通信ができるオフィス)の設置(弊社の資金提供)
現地のリーダーの人達や生産者との話し合いの中で、生産者の方々は現代社会に比して最新情報に接する機会が殆どなく、 取り残されることを危惧していることがわかりました。
そこで子供達も含め村の教育の発展や農業生産力を高めるにあたり情報を入手することは 重要であると考えた結果、このプロジェクトが提案されたものです。
機材は勿論、家具類、講師のサラリー、メンテナンス費用なども含まれています。

bioRe india     internetcabin
建設工事中の様子       完成したインターネット通信可能なオフィス