REPORT[レポート]

bioRe India Open House Day 2013

■2013.11/19

今年はPanocoから私、浅田が一人、出席させていただきました。今年就航したANA直行便で19日17:20発で一路インドデリー空港へ。現地時間00:20の深夜着。目的地のインドールへはJET AIRWAYSに乗り換えるのですが、デリー空港発は18:40なので、地下鉄に乗ってニューデリーまでチョイと散策。

 

 

■2013.11/20

いよいよJET AIRでインドールへ。空港に着いたのは現地時間で21時過ぎ。bioRe Indiaのスタッフの方に迎えられ、また今回列席する凡そ20名程の招待者をマイクロバス2台で一路トレーニングセンターへ(Kasrawad)。日中の気温は27℃位だが、夜半は15℃位まで下がり肌寒い感じがしました。

 

 

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トレーニングセンターに23時過ぎに到着。Vivek Rawal等スタッフに迎えられ、其々宿泊の場所へと案内される。私はテント組。辺りは真っ暗なので、やや不安な気持ちで一夜を過ごしました。

 

 

■2013.11/21

テントで過ごした一夜、明け方は結構冷えてチョット戸惑いました。朝早くからトレーニングセンターで働いているメンバーがシャワー用のお湯を運んでくれたり、朝食の準備をされたりと働いていました。朝食は参加者全員が屋外にある屋根付ドームにて皆さんで会食です。

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朝食の後はトレーニングセンターに隣接するbioRe Demo farmに移動し、bioRe ファームでの農作物生産の考え方や生産されている綿花の種類について等の話を伺いました。

 

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小さな試験農場なのですが、季節的にもまだまだ綿花が咲いていて農家の女性でしょうか、綿花を摘み取っている姿も見受けられました。女性たちの背景に黄色の花を咲かせている植物はインドで栽培されている大豆だという事です。(私たちが普段目にしているそれよりは小さな実の品種です。)コットンとの輪作にも一役買っています。

 

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bioRe farm での栽培方法でも特に興味を抱くのはbio dynamic 農法ですが、特徴的である水の生成法や堆肥作り等の細部に渡る説明をされていました。

 

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また、現在bioRe Indiaに深く関わられている指導者Dr.Shreekant S.Patil(UNIVERSITY OF AGRICULTURAL SCIENCES,DHARWAD)と私との2ショットもご覧ください。

 

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トレーニングセンターから抜けて皆で連れ立ってFiBLの研究実践農場を見学させていただきました。Organicのみならず、CONVENTIONAL の農業生産方法、あるいはBTCOTTON種のでの生育状況等の比較を長年に渡って行ってきています。今後の世界に流布していくであろうと懸念されるGMOを使った農業戦略に対峙する上でも大変貴重な場所とbioRe Indeia の本気度が窺えました。試験農場で見かけた綿を摘む女性。

次はマイクロバスに揺られる事、1時間。Pipaljhopa村を訪れて広大に拡がるコットン畑を見学させていただきました。既に収穫を終え、次の輪作の準備も始まっていました。

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今期初めて弊社も輸入する事になったオーガニックコットンのデシ綿の画像です。現地ではインディアンコットンと言ってました。古くから存在する品種のようで、日本などでも大変重宝がられている布団用の中綿としても有名です。

 

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昼食は農場の一角にテントが設営されていて、そちらで皆車座になりながらサンドウィッチや飲み物をいただき、村人の方々(男性)による唄と演奏で歓迎と感謝の意を伝えていただきました。車座の中央、黒のサングラスをかけて立っていらっしゃるのはRemei.AGのパトリック・ホフマン社長。

 

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次に訪れたのは既に今年の収穫分も収められているジーニング工場です。SA8000取得をしているもので、テキスタイルにおける重要なポイントの場所でもあります。social and fair working condition.

 

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陽も傾き始めた頃、収穫したオーガニックコットンをトラックで運び込む農民とジーニング工場。我々を運んで移動してくれているマイクロバス。最後に全員、収穫されたコットンの山の上で記念撮影。

 

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本日の予定は全て終了して一路宿泊施設へと向かいました。日もとっくに暮れて何とか初日を無事終える事ができました。

 

 

■2013.11/22

二日目の朝です。今朝も朝方結構冷え込み(初日の事も踏まえて重ね着をして就寝したのですが)早くに目を覚ましてしまいました。テントの中をご覧ください。テント周囲に咲く花々は日本で見られる種ととてもよく似ています。

 

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女性の経済的な自立を目的とした事業、AAVRANプロジェクトも順調に進んでいるようで、この日は何人かの織手の方々がお仕事をされていました。

もう一つ今年から新しい事業としてOrganic silk (養蚕事業)もスタートしたという事です。silkの糸車を見せてもらいました。どう見ても自転車のタイヤリムのパーツです。

bioRe Indiaと言えば、私の中では大変印象深く象徴的なMobile Health Unit.オーガニックコットンに携わる農民の人々の生活の中に深く寄与している医療バスです。そのバスを見学できるという事で、とてもワクワクしていました。現在は近隣の村々も廻って、社会的にも大変な貢献をしているようです。実際にこの日、診療している場所へ移動し医療用バスの車内を見せていただきました。

 

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さて、今日は少々長旅で、約1時間程マイクロバスに揺られてAnimation schoolのあるvillage Neemkundiyaへ。一部ご一緒に車窓をご覧ください。

このschoolはCoop Switzerlandが主体となってサポートしている学校です。到着するやいなや子供たちの熱烈な歓迎を受けました。パノコもサポートしているKalakhet村のschoolには残念ながら伺えませんでしたが、子供たちの瞳の奥に広がる希望の光に心洗われました。オーガニックコットンに関わる中で、とても嬉しい気持ちを感じました。

また、今日は特別なのでしょうか?学校の周りにはお母さんの姿もありました。

 

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セレモニーでは子供たちの手作りプレゼントも戴きました。12才~13才位の女の子の踊りも披露され、とても有難い貴重な時間をいただきました。

 

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いよいよ今回のOpen House day最後のvisit planです。Village Choliに行って、この村で行われているstitching unitやbiogas plant等を見学。暮しの中に徐々に広がる小さな豊かさを感じました。

 

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asada